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CloudWatch Logsにログをためる

created: 2020-02-15
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理想のサーバー構成 The Twelve-Factor App (日本語訳) に近づけるため、ログをサーバー外で管理したいので、Clooud Watch にログをためてみました

Amazon CloudWatch Logs とは - Amazon CloudWatch Logs
を見てやったのですが、統合 CloudWatch エージェントを使ってやるのが新しいらしく、古いエージェントを使った方法がググるとたくさん出てくるので、注意です

公式ドキュメントを頼りにやりました(苦労したので苦労せずにできるようにしてほしい..)

既存のEC2にエージェントをインストールして、WebサーバーのログをCloudWatch Logsにためる手順をまとめます

エージェント用のIAMユーザーを用意

CloudWatch エージェントで使用する IAM ロールおよびユーザーを作成する - Amazon CloudWatch

を見て、エージェント用のIAMユーザーを用意します

  • EC2 Allows EC2 instances to call AWS services on your behalf (EC2 お客様に代わって EC2 インスタンスが AWS サービスを呼び出すことができるようにする)を選択
  • CloudWatchAgentServerPolicy のポリシーを選択

がポイントです
作成したIAMユーザーの、Access Key IDとSecret Access Keyを後で設定に使うので控えておきます

エージェントのインストール

EC2のサーバーにエージェントをコマンドラインで入れました

コマンドラインを使用して CloudWatch エージェントをダウンロードおよび設定する - Amazon CloudWatch

OSはAmazon Linuxだったので

$ wget https://s3.amazonaws.com/amazoncloudwatch-agent/amazon_linux/amd64/latest/amazon-cloudwatch-agent.rpm
$ sudo rpm -U ./amazon-cloudwatch-agent.rpm

でインストールできました

エージェントの設定の前準備をする

"AWS 認証方法および設定ファイル" を用意しておきます
これをしておくと次章のエージェントの設定が楽になるようです

設定ファイルと認証情報ファイルの設定 - AWS Command Line Interface

を見て

$ vim ~/.aws/config

[default]
region = ap-northeast-1

$ vim ~/.aws/credentials

[default]
aws_access_key_id = xxxxxxxxxxxxxxx
aws_secret_access_key = xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

[AmazonCloudWatchAgent]
aws_access_key_id = xxxxxxxxxxxxxxx
aws_secret_access_key = xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

デフォルトのリージョンと、用意したIAMユーザーのキーをセットします
defaultで使うんだったら、AmazonCloudWatchAgentの指定はいらないと思います

エージェントの設定をする

ウィザードを使用して CloudWatch エージェント設定ファイルを作成する - Amazon CloudWatch

を見て設定します

ドキュメントの"CloudWatch エージェント設定ウィザードを実行する"を見て、ウィザード実行

$ sudo /opt/aws/amazon-cloudwatch-agent/bin/amazon-cloudwatch-agent-config-wizard

質問に答えて設定していきます

設定ファイルはここにできます

$cat /opt/aws/amazon-cloudwatch-agent/bin/config.json

{
  "agent": {
    "run_as_user": "root"
  },
  "logs": {
    "logs_collected": {
      "files": {
        "collect_list": [
           {
             "file_path": "/var/log/httpd/error_log",
             "log_group_name": "error_log",
             "log_stream_name": "{instance_id}"
           }
        ]
      }
    }
  }
}

こんな感じになりました

エージェントの起動をする

設定ファイルを指定して起動するコマンドです

$ sudo /opt/aws/amazon-cloudwatch-agent/bin/amazon-cloudwatch-agent-ctl -a fetch-config -m ec2 -c file:/opt/aws/amazon-cloudwatch-agent/bin/config.json -s

CloudWatch エージェントを使用した一般的なシナリオ - Amazon CloudWatch
の"CloudWatch エージェントを別のユーザーとして実行する"で見つけたんですが、ちゃんと書いてあるドキュメントが見つかりませんでした..

起動したらログを確認しておいたほうがいいです

エージェントのログを確認する

/opt/aws/amazon-cloudwatch-agent/logs/ にログが出力されます

  • amazon-cloudwatch-agent.log
  • configuration-validation.log

が出てたので、エラーが出てなければ問題なさそうです

amazon-cloudwatch-agent.logに出たエラーの紹介

amazon-cloudwatch-agent.log にエラーが出ていました

 2020-02-15T09:38:36Z E! CreateLogStream / CreateLogGroup with log group name error_log stream name i-2dd40134 has errors. Will retry the request: NoCredentialProviders: no valid providers in chain
 caused by: EnvAccessKeyNotFound: failed to find credentials in the environment.

既存のEC2を使ったので、EC2にCloudWatch Logsにアクセスする権限なかったようです
EC2にCloudWatch Logsにアクセスできるロール(用意したIAMユーザーと同じもの)を適用すると、エラー解消されました

コンソールで確認

AWSの管理コンソール画面を開いて、CloudWatchを開きます
左のペインの Logs > Log groups に指定したグループができていたらログが溜まっていると思います

cloudwatch-logs-group

Expired Event After がクリックできて、保存期間が変更できるので節約したかったら短くしましょう


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